2011年10月24日月曜日

神様 レイくんをありがとう!!

最近感動的な本を読みました。 障害児の子をもつ歌手 水越恵子が綴った感動のドキュメント ”神様レイくんをありがとう”という本です。 女性として一児の母としてシングルマザーとして度重なる十字架を乗り越える姿は、 多くの人々に生きる力と勇気を与えることでしょう。

待ちに待って生まれた子供がダウン症、子供がやっと3歳まで成長した時、 夫が出て行ってしまう。

そんな中でも多くの人々から暖かい真心を感じながら感謝しながら前向きに生きる姿に感動しました。

レイくんが5歳のお誕生日パーティのとき、 ”あなたもがんばったから”と友達からエプロンとバッグをプレゼントされて、、、

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プレゼントをくれたみんなの暖かさに触れて、 フッと肩の力を抜かせてもらえると、 どうしても張り染めていた心と目が潤んでしまうんだよね。

このエプロンを着けて レイくんの優しいママでいよう。 このバッグを持って素敵な女性になろう!!、、、そう思った。
プレゼントと一緒に手紙が入っていた。 
5年間ご苦労様でした。 でもこれから先は、 もっと長い道のりが待っています。
体にきをつけてまた今日からがんばりましょう。  レイくんのママへ (P201から抜粋)
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ダウン症の子供を産んだ母親が赤ちゃんと共に自殺したというニュースを聞いた著者。
身障者の子供を持つ方に 少しでもお役に立ちたいという動機でこの本を書いたという。

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私も人間ですから、 怒りたい事も恨みたい事もたくさんあります。 そんな私を世の中で一番正直に受け止めてくれたのはレイくんなんだと思います。 私の心を浄化してくれました。

孤独に感じたあるとき、 両手で顔を覆って泣いたとき ”ママ、、、、メッ(ダメ)”と私の手を片方ずつ優しくテーブルに置いて、 頭を撫でてくれました。 そして別の椅子をだして”どーぞ”と座らせ その前でにこっと笑って何度も私に笑うように促してくれました。

なかなか笑えない私に、 そのうちレイくんも困ってしまい作り笑いになってしまい、 それで私もぎこちなく笑いながら、、、 この子がいてくれて本当によかったなあとしみじみ感じたのです。

私も特別強い人間ではないので 毎日手探り状態の連続です。
あの時泣いてしまったのは ママとしてはいけないことだったけど もう大丈夫。 ママはあれからうれしいときしか涙をみせないでしょ。
レイくんの前でレイくんを悲しませることはしない、、、って決めたから、、、

この本を読むことによって レイラ(麗良)と同じダウン症の人たちを一人でも多くの方に理解していただければと思います。 心から願います。

-中略

レイラが生まれてあっという間の5年間でしたが、 私は多くの人たちから真心をいただきました。
これは私の心の中で大きなエネルギーとなってこの先も励みになっていくと思います。
(P205から抜粋)

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私の友達(ニュージーランドに住んでます。)はダウン症の子供をもってます。 その子が生まれて1週間泣いたと聞きました。

私自身 自分の十字架が重くて 他人の背負う十字架にまで思いを寄せる余裕がありませんでした。
世界中で私が一番かわいそうなんて思って悲劇のヒロインになってしまったこともあったっけ、、、

人はみんな 苦しみのどん底から這い上がって人格を磨いて他人の苦しみがわかるようになっていくんですね。

いつか全人類が我々の苦痛を見つめながら、 我々以上に苦しまれる親なる神様の愛と苦しみ悲しみをわかっていける日がくるんだとしみじみ思いました。

自分の十字架を負う






自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。
新約聖書『マタイによる福音書』16章24節

自分の十字架を負う

はたして、自分だけが苦しんでいるのでしょうか。私たちは、他人の十字架がどの程度重いのか、本当のところよく知りません。それなのに、他人の十字架をうらやんだり、自分だけが苦しんだりしているように考えてしまうことがあるのです。

このような話があります。

自分の十字架は、自分に一番ふさわしい十字架であるという信仰に目覚めた、ある婦人の心の物語です。彼女は自分の十字架は他の人の十字架よりも格別につらく、重たいと嘆いていました。できれば他の十字架に取り替えて欲しいと考えていたのです。

ところがある夜、彼女は夢をみました。夢の中で、たくさんの十字架が置かれている場所に導かれました。大きいもの、小さいもの、美しいもの、みすぼらし いものと、いろいろな十字架がありました。その中から、黄金と宝石が散りばめられている麗しい十字架を取り上げ、「これならば喜んで負える」と選びまし た。しかし、黄金や宝石の重みに、彼女の体は耐えられませんでした。次に、これならと思って、花々を彫刻した愛らしい十字架を取り上げ、背負ってみまし た。しかし、花々の持つ棘が彼女の体を無惨に傷つけました。

いろいろ物色して、とうとう彼女は一本の粗末な十字架の所にきました。宝石もなく、彫刻もなく、ただわずかばかりの愛の御言葉が記 された十字架です。しかし、手にしてみると、それはどの十字架よりも軽く、負うのに一番たやすいことが分かりました。その時です。天から光が射し込み、そ の十字架を照らしました。十字架を見て、彼女は愕然としました。それは、彼女自身の古い十字架だったのです。彼女は、再びこれを発見したのでした。

神様は、私たちが負うべき最善の十字架を知っていてくださいます。それを選んで、私たち一人一人に与えられるのです。
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