2012年5月10日木曜日

障害者になった夫と半身不随の姑の世話に尽くしてきたことで、孝行賞を受けた。

半身不随の姑・障害者の夫の世話をする日本人女性=韓国

2012年05月09日16時33分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

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アサノ・トミコさん(49)。
  8日、全羅北道扶安郡(チョンラブクド・ブアングン)ソンウン村の村会館には、「キム・ヨンチョン-アサノ大統領賞受賞」と書かれた垂れ幕が設置され た。 この村の住民キム・ヨンチョンさん(49、知的障害3級)の日本人夫人アサノ・トミコさん(49)が第40回父母の日の表彰を受けたことを祝うものだ。 アサノさんは韓国人の夫と結婚した後、障害者になった夫と半身不随の姑の世話に尽くしてきたことで、孝行賞を受けた。

  アサノさんは1963年に大阪で生まれ、地元の山本高校、関西労災看護専門学校を卒業し、日本で社会人生活を始めた。 そして95年、夫のキムさんと結婚し、韓国で暮らし始めた。 18年間にわたり姑(イム・ヨンレさん、80)の世話をしている。 特にイムさんが3年前に脳卒中で倒れて以来、アサノさんは姑の食事、入浴、着替え、通院などを助けている。 夫のキムさんは97年、勤務中に首に大けがを負い、勤労能力がない。

  アサノさんは2年前から村の事務所で清掃の仕事をしている。 ここでの給料と政府の支援金で1男2女の学費と姑の病院費を支払っている。 キムさんは「妻は絶対に愚痴をこぼさない。 家族のために本当に頑張っている」と語った。

  アサノさんは時々、村の高齢者のためにボランティア活動もしている。 アサノさんは「自分よりも一生懸命に暮らしている人は多いのに、このように大きな賞が与えられて本当に感謝している」とし「韓国でよりいっそう頑張って暮 らすように激励の意味でこの賞が与えられたようだ」と話した。

  アサノさんはこの日、父母の日の受章者とともに青瓦台(チョンワデ、大統領府)で李明博(イ・ミョンバク)大統領と昼食を取った。 李大統領は「日本から結婚で来られた方がいる。 家庭がとても大変な状況でもいろいろと奉仕をされている。 本当に有難く思う」と述べた。 また「今日のこの席には本当に立派な方たちが集まられた。 一人一人、普通の人にはできないことをされている」と話した。

  この日、姑と姑の母の世話に尽くして国民勲章冬柏章を受けたチェ・スンドクさん(51、江原道鉄原郡)ら168人が勲章・褒章・表彰を受けた。
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